生きる力を育む日常の学び
当個別指導塾へ相談に来る保護者様から、
- 「ウチの子、全然成績が伸びない」
- 「勉強もしない」
- 「全く集中力もないし」
といったお話をよく聞きます。
集中力がない→勉強に取組めない→成績が伸びない
と課題は連鎖するわけですが、そのさらに手前の段階で課題を抱える小学生・中学生も多くいるように感じます。
この記事では、当個別指導塾に通う生徒さんの実例を元に、生活の中での学び・学習塾での勉強・受験対策が効果を出すために、整えたい課題について取り上げます。
「集中力がない」「勉強に取組めない」とお悩みのご家庭で、小中学生のお子さまの学習改善にお役立てください。
生活の中での学習とはドライバーが使えない中学生・男子生徒の例

先日、中学生の男子生徒が鉛筆削りに短すぎる鉛筆を入れ、削れなくなって困っていました。その鉛筆削りの中から鉛筆を取り出すために「ドライバーセットあるよ」と声をかけたところ、「使ったことがありません」と言われました。
すると、近くにいた小学6年生がドライバーを手に取り、「プラスのドライバーをここに入れて」ってネジを回し、鉛筆削りを全部分解して小さな鉛筆を取り出し、そして、何事もなかったように鉛筆削りを元通りにしてくれました。このエピソードを通じて、身近な道具や日常生活のスキルに触れる機会が少なくなっている現状に気づかされました。
日常の道具が教えてくれること
実はこの中学生・男子生徒の例は近年珍しいことではありません。
鉛筆削りの仕組みやドライバーの使い方といったスキルは、家庭や生活の中で自然と身につくもので、かつては、親や兄弟から教わったり、自分で試行錯誤する中で習得してきました。
しかし、便利な時代になった今、そうした機会が減りつつあります。その結果、シンプルな道具を使った問題解決すら難しく感じる子どもたちが増えているのかもしれません。
便利な世の中になったとはいえ、最近の子供達は「興味」を持つものがゲームに移行してしまったのです。壊れたものを直す、自分でなんとかする力があるにも関わらず「やらない」「隠す」そして、都合が悪くなると逃げてしまうのです。
亀戸・錦糸町エリアで25年。個別指導を続けて感じること減少する試行錯誤の機会・学習への影響
この現象は、勉強の場面にも影響を及ぼしているようです。たとえば、中学校で学ぶ空間図形の単元では、図形を回転させたり、展開図から形をイメージしたりする力が求められます。ところが、多くの生徒さんがこれを苦手とします。その背景には、日常の中で「物を観察する」「仕組みを理解する」といった体験が不足していることがあるのではないでしょうか。鉛筆削りやドライバーを使った経験があれば、物の構造や動きのイメージをつかむ力が養われ、空間図形の理解にもつながるかもしれません。
勉強は、学校や塾だけでするものではありません。家庭や友達との遊びの中でも、学びのチャンスはたくさんあります。例えば、小さな子どもがブロック遊びをする中で、図形の組み立て方やバランスを学んでいます。公園で木登りをするときには、高さや力の加減を自然に体感しています。料理を手伝う際には、計量や段取りの力が鍛えられます。こうした体験は、どれも「学ぶ力」を育む基礎となります。
学びは特別なことではありません。日常生活の中にある小さな「気づき」や「挑戦」が、子どもたちの生きる力を育てます。鉛筆削りやドライバーを使いこなすスキルも、空間図形を理解する力も、その基盤には「物事を観察し、考え、行動する力」があります。この力を育むためには、学校や塾だけでなく、家庭や社会全体で子どもたちを支える環境づくりが求められます。
道具を使えなかった中学生と、それをサポートした小学6年生の姿を見て、「学びはどこにでもある」という当たり前の事実を改めて感じました。大人が子どもたちの学びの機会を広げることで、彼らの未来はさらに明るくなるはずです。
手取り足取りの個別指導が必要な小学生・中学生への対応個別指導塾S.S.ゼミナールでの指導方針
個別指導塾S.S.ゼミナールでは、1999年の塾開校以来、亀戸・錦糸町エリアで多くの生徒さんの学習指導・個別指導を行ってきました。
その中で、「手取り足取り」のきめ細やかな個別指導を必要としている小学生・中学生の生徒さんがいること、またそうした生徒さんにはひとり一人の状況に寄り添った個別指導・学習指導が効果があることがわかっています。
生活の中での学びが不足している生徒さんの指導では、学校や集団学習型の塾では改善が難しいと言われています。
なぜなら、1人の先生が生徒1人に対して深く観察し改善に向けて接することができないからです。
当個別指導塾では、学習に課題を感じている生徒さんにはマンツーマンでの学習指導を行うことで、
- 学校の授業についていけない
- 集団型の学習塾でなじめない
- 他の個別指導塾で成績が上がらなかった
といったお悩みにも対応できる真の個別指導を提供しています。
型にはまった学習ではなく、ひとり一人に合わせ、ノートで小さな図形を書くのではなく、大きなホワイトボードでの学習している生徒たちの姿も見られる当個別指導塾での学習をぜひ、一度、体験してください。
無料体験授業のお申込み・お問い合わせ
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TEL.03-5628-6033
コース紹介
東京都墨田区錦糸町駅・江東区亀戸駅エリアで個別指導塾をお探しでしたら個別指導塾S.S.ゼミナールへ。
個別指導塾S.S.ゼミナールは勉強が苦手な小学生・中学生のサポートに特に力を入れている個別指導塾で、小学生・中学生の宿題サポート・授業の補習・定期テスト対策のための個別指導や中学校受験・高校受験のための個別指導を行っています。
夏期講習、冬期講習、春期講習も充実しています。
発達障害や学習障害・不登校の生徒さんも大歓迎!
中学生の高校受験対策塾 不登校・発達障害・学習障害の相談も
中学生定期テスト対策
小学生定期テスト対策
中学校受験対策
このコラムを書いた人
東京都錦糸町駅・亀戸駅の個別指導塾S.S.ゼミナール塾長 渡邉 摩莉子

経歴・資格
- 中央大学法学部
- 東京都江東区で個別学習塾を1999年創業
- 児童心理カウンセラー
- 進路アドバイザー
- ナリ心理学®︎認定心理アドバイザー
メッセージ
S.S.ゼミナールでは、個別指導塾だからこそ、生徒一人ひとりに向き合うことを大切にしています。
大手塾や学校の授業では、どうしても生徒一人にかけられる時間は少ないため、最適な授業や学習を個別にカスタマイズして提供することはできず、授業についていけないストレスで不登校になってしまったり、塾を続けられないこともあります。
また、最近は「発達障害」や「学習障害」などの言葉も一般的に知られてきていますが、まだまだその分野の学習支援やサポートは足りていないのが現状で、学校にも家庭にも居場所を見つけられない子どもが多くいます。
S.S.ゼミナールではそういった発達障害をもつ子どもや不登校の子どもたちに「生きることの大切さ」を伝えていきたいと考えています。
発達障害だから、不登校だからと自分の人生をあきらめるのではなく、学校生活やその後の社会で生き抜いていくためにも、物事の考え方、コミュニケーション能力の向上、自己肯定感の構築など、将来に向けて必要な力を身につけてもらいたいと思います。
ただ知識や勉強法を伝えるのではなく、生徒たちが自らの可能性に気づき、それを活かして未来を切り拓いていけるよう、全力でサポートしてまいります。当個別指導塾のS.S.ゼミナールが発達障害や学習障害などの個性をもつ生徒たちにとっても安心できる場所であり、自分らしく輝ける場所であることを心から願っています。
無料体験授業のご案内
錦糸町駅・亀戸駅の個別指導塾S.S.ゼミナールでは授業内容を気軽に体験して頂けるよう、無料体験授業を行っています。
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