思春期男子の取扱説明書

お母さんは、思春期男子とどう向き合うのか?

「勉強しなさい」だけしか言わないお母さんは口を聞いてもらえない

「お姉ちゃんと違って、
男の子は何を考えているんだか
分からないんですよ」って‥
 
 
同じ子どもでも、同じ家庭で育ったのに、
男女の差、長男なのか次男なのか
生まれた順番でずいぶん性格が違うものです。
 
 
さて、ここでは、
思春期男子を持つお母さんへの
「思春期男子の取扱説明書」を書いてみます。


思春期の男子になると、
今までお母さんの周りをうろうろしていたのに
それまでとは違う態度になり、
口数が極端に減ります。
 
 

体が大きくなり
身長が高くなり
声変わりすると
テンションは低いし、
不機嫌な顔ばっかりだし、
こっちが声かけても
「うっせ!黙れ!」とか
「ほっといてくれ」とか
「勝手に部屋に入ってくるなよ!」
ってキレます。



これは、
お子さんが順調に成長しているので
ほっといてください。
ここで、ほっとかないお母さんは
後で子どもから爆弾を爆弾爆弾爆弾爆弾
落とされることになります。
 
 
 
思春期男子は、
常に「イライラ」しています。
思春期男子は、
常に「モヤモヤ」しています。


思春期男子は常にイライラしているのです。

2歳児のイヤイヤ期の延長が小学2年生で、
その次は中学2年生になります。
2の数字がつく年代に気をつけてください。
この、心の成長と言語にバランスが保たれると
親子の衝突はそれほど起きなくなります。
 
 

 
お母さんは、思春期男子の口数が少なくなると
心配するみたいですが、
彼らが生まれてからまだ13歳から15歳くらいしか
経っていないわけです。
口数が少ないからって
「うちの子、何を考えてるんだか?」
って嘆くお母さんがいますが、
大人が思う以上にいろいろなことを考えていますから。
 
 
 
思春期男子の頭の中は、
不安
怒り
後悔
不満
諦め
欲求
勉強
ゲーム
ネット
女子
憎悪
性欲
で占めています。
 
 
これをきちんと言語化できないので
無口になるのです。
 
 
 
それなのにお母さんは、
「文句があるなら言いなさい」
「なんで黙ってるの?」
「はっきり言いなさい!」
「何?その態度!お母さんに向かって!」
って捲(まく)し立てます。



家の中ではいつも不機嫌で扱いにくい生徒は、
案外、塾ではよく喋ってくれます。
こんな二面性があるのも思春期男子の特徴です。
 
 
 
思春期男子は、
「不機嫌」です。
「感情的」に話します。
「攻撃的」になります。
 


不安をたくさん抱えている思春期男子に、
自己否定が強いお母さん、
自尊心が低いお母さんだった場合、
声をかける言葉を間違えると、
思春期男子は一気に爆発し、
お母さんの期待と大きく違う方向に
船を漕ぎ出すことでしょう。



違う方向に船を漕ぎ出すと簡単に戻ってこないのが思春期男子です。

思春期男子はいつ勉強するんですか?

思春期男子は、とにかく勉強をやる気になりません。
勉強しないでゲーム三昧です。
お母さんが雷を落としても平気です。
 
 
 
思春期男子が一番辛いのは、
お母さんのダメ出しです。
 
 
 
「もっと勉強しなさい」と言いたいのなら
お母さんがいろんなことに挑戦して勉強してください。

 
 
 
「塾の月謝、捨ててるようなもんね」
って言いたのであれば、
親子でその原因を話し合ってみてください。
そして、家庭教師や塾を変えることも視野に入れて話し合ってください。



「もう、塾なんてやめなさい!」
って感情に任せて雷を落とすお母さんがいますが
全く逆効果です。
 
 

「ゲームばっかりやって」
「漫画ばっかり見て」
「スマホばっかり握って」
と言いたのであれば、
お母さんが本を読みましょう。
お母さんがスマホを見る理由を
思春期男子に説明してみましょう。
 
 
 
そして、思春期男子が常套句
「うっせ!クソババぁ」の裏には何があるのか?
思春期男子は、とにかくイライラしています。
思春期男子はほとんど、
物事が自分の思い通りに行かないのです。
だけど、誰にも言えない、わかってくれない
感情表現がうまく表現できない。
だから、一番簡単な言葉を口にします。
「うっせ!クソババぁ!」って。

 
 
 
思春期男子の心はガラスでできています。
それをお母さんは、見事に叩き割ってきます。
思春期男子のSOSがあるまで静観すること。




基本的に体の変化、いじめの変化など
先回りして心配すると爆発します。
とんでもなく爆発します。
思春期男子は取り扱いを丁寧にしないと
2秒で爆発します。
 
 
 

先回りの心配は絶対にやめてください。



「一人で行けるの?」
「一人で電車に乗れるの?」
「お母さんがついて行こうか?」とかNGですから。



そして、
思春期男子の兄弟を比べない。
これをすると、後々、社会人になって
とんでもなくお母さんが後悔することになります。
子どもの「現在」と「過去」を比べれば良いのです。
 
 

 
一番ナイーブなのはコレです。
思春期男子の友達にいちいち口を挟まないこと。
友達を使い分けるのが思春期男子です。
一方、思春期女子は「親友」という
保険のような安心する友達を求めます。



思春期男子の友達は、
勉強の友達
趣味の友達
一緒に遊ぶ友達
って、友達を使い分けます。
それを知らないお母さんは、
「あの子と最近会っていない。
喧嘩したのかもしれない」
って心配します。
 
 
 
思春期男子は、良くも悪くも友達とは
フラットに付き合っています。
 


そして、思春期男子がもっとも嫌いなのがこれ!
 
 
 
「家族なんだから
付き合いなさいよ」
 
 
 
思春期は、一生のうちで
もっとも家族が鬱陶しい時期かもしれません。
本人が嫌がっているなら無理に誘わないこと。
「お寿司食べに行くんだけど」
「旅行に行くんだけど」



そして、思春期男子がもっとも嫌いなのがこれ!
「家族なんだから付き合いなさいよ」
 
 
 

思春期は、一生のうちで
もっとも家族が鬱陶しい時期かもしれません。
本人が嫌がっているなら無理に誘わないこと。
「お寿司食べに行くんだけど」
「旅行に行くんだけど」




「行かない」
って一言で済ましてしまう思春期男子。
ほっといていいのです。
 
 
 「何で行かないの?
「もう、お母さん、あなたの言うこと聞かない」
「もう、お母さん何もしない」って子どもを脅してきます。
これを言ったら親子の縁が脆(もろ)くなります。
思春期男子も思春期女子も。
 
 
 
「あんな子と付き合っちゃダメ!」
この言葉を親から言われた瞬間
思春期男子も女子もとんでもなく反発します。



ただし、子ども自身の生活に異変がある場合は
注意が必要です。
 
 
 
現実的な思春期女子に比べて、
なぜか自信がある思春期男子。
親が「現実の壁」を突きつけることは
やめてください。
 
 
 
 
思春期男子が面倒くさいと思っているお母さん。
思春期なんて一瞬ですよ。
すぐに懐かしくなりますよ。



思春期男子は、自分のことは自分で一番わかっているのです。
お母さんは、見守っていましょう。

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このコラムを書いた人

東京都錦糸町駅・亀戸駅の個別指導塾S.S.ゼミナール塾長 渡邉 摩莉子

経歴・資格

  • 中央大学法学部
  • 東京都江東区で個別学習塾を1999年創業
  • 児童心理カウンセラー
  • 進路アドバイザー
  • ナリ心理学®︎認定心理アドバイザー

メッセージ

S.S.ゼミナールでは、個別指導塾だからこそ、生徒一人ひとりに向き合うことを大切にしています。
大手塾や学校の授業では、どうしても生徒一人にかけられる時間は少ないため、最適な授業や学習を個別にカスタマイズして提供することはできず、授業についていけないストレスで不登校になってしまったり、塾を続けられないこともあります。
また、最近は「発達障害」や「学習障害」などの言葉も一般的に知られてきていますが、まだまだその分野の学習支援やサポートは足りていないのが現状で、学校にも家庭にも居場所を見つけられない子どもが多くいます。

S.S.ゼミナールではそういった発達障害をもつ子どもや不登校の子どもたちに「生きることの大切さ」を伝えていきたいと考えています。
発達障害だから、不登校だからと自分の人生をあきらめるのではなく、学校生活やその後の社会で生き抜いていくためにも、物事の考え方、コミュニケーション能力の向上、自己肯定感の構築など、将来に向けて必要な力を身につけてもらいたいと思います。
ただ知識や勉強法を伝えるのではなく、生徒たちが自らの可能性に気づき、それを活かして未来を切り拓いていけるよう、全力でサポートしてまいります。当個別指導塾のS.S.ゼミナールが発達障害や学習障害などの個性をもつ生徒たちにとっても安心できる場所であり、自分らしく輝ける場所であることを心から願っています。

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