人に嫌われるのが怖い
今日は「嫌われるのが怖い」っていう話。
だいたい20代くらいまでは嫌われないように
人の目を気にして生きていく人が多いです。
相手は何を望んでいるのか？
相手は私に何を求めているのか？
空気を読むのが処世術だと思っている。
そして、
好きでもない人と一緒にいる。
男性でも女性でも。
好きでもないけど目の前で笑う小さなストレス。
好きでもない人に優しくする偽善者。
こうやって…
自分は本当は何をやりたいのか？
自分は何が好きで何が嫌いかを忘れていく。
「人に迷惑をかけてはいけない」
って生きていると、
必ず迷惑をかける。
人は人に迷惑をかけて生きていくものです。
その罪悪感を少なくするのが「お金を払う」
行為なのです。
「いい人だと思われたい」
「優しい人だと思われたい」
思われなくでもいいのです。
笑顔でいれば人は勝手に思ってくれますから(^^)
自分の有り余るエネルギーは、
自分のパートナーに注ぎ
自分の子どもに注ぎ、
自分の家族に注ぎ、
飼ってるペットに注ぐのが優先です。
「いい人だと思われるエネルギー」は、
他人に使わなくていいのです。
我が家は、父が亡くなった時、
派手な葬儀をしました。
親戚一同「いいお葬式だった」
と褒めていました。
でも、母は、
「私の時は親族だけでいい」と言ったのです。
「立派なお葬式だったね」
と言っていた人の顔と名前が一致しません。
「本家の主人（あるじ）の葬儀なんだから」
「本家の葬式なんだから…」
「本家」に嫁いできた母が何万回と言われた言葉です。
そして、父が死んで「本家」の呪いから解消された母。
もう…嫌われてもいいと思った瞬間の母の顔は
晴れやかだったことを覚えています。
「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」という小さな覚悟を持つ
「嫌われるのが怖い」と言う人は、
多分200歳まで生きるのだと思う。
もちろん私も人に嫌われのが怖いです。
それよりももっと怖いのは
自分が壊れることです。
母が脳梗塞で度重なる入退院を繰り返し、
最期の病院に入院したとき、
何度かお見舞いに行く度に、隣の病室から
大声で
放送禁止用語
を何度も発声しているおばあさんがいたり、
そうかと思うと
ずーっと怒鳴っているおばあさんがいたり…
私もこうやって死んでいくのかな？
と、頭をよぎりました。
放送禁止用語でみんなにヒンシュクをかうのか？
何かに向かって怒っているのか？
母のように声が出なくなるのか？
「嫌われるのが怖い」って…
そうやって自分を押し殺し
人の笑顔を優先して
謝りたくないのに謝って
愛されたいのに自分の気持ちに蓋をして
ネガティブな妄想して
既読がつかないLINEを見て落ち込んで‥
そんなエネルギーを使っているのは
もう辞めませんか？
「嫌われたくない」気持ちは、
幼少期の頃、
お母さんにたっぷり愛情をもらえなかったから。
お母さんの膝に乗らない時間が長かったから。
お母さんの笑顔が少なかったから。
だから、お母さんに褒めてもらいたくて
お母さんに嫌われたくなくて「いい子」になるのです。
お母さんに「嫌われたくない」は、
成長すると、お母さん以外に嫌われたくないに変わってきます。
友達に嫌われたくない。
先生に嫌われたくない。
上司に嫌われたくない。
旦那さんや奥さんに嫌われたくない。
お母さん
あなたのお母さんはどんな人でしたか？
コース紹介
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このコラムを書いた人
東京都錦糸町駅・亀戸駅の個別指導塾S.S.ゼミナール塾長 渡邉 摩莉子
経歴・資格
- 中央大学法学部
- 東京都江東区で個別学習塾を1999年創業
- 児童心理カウンセラー
- 進路アドバイザー
- ナリ心理学®︎認定心理アドバイザー
メッセージ
S.S.ゼミナールでは、個別指導塾だからこそ、生徒一人ひとりに向き合うことを大切にしています。
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